2011年4月10日日曜日

楽に動けるように(体幹トレーニング)

Q. 現在、病気(パーキンソン病)を患っていて
ネットで見つけ購入。

DVDは眺めているだけで動けなかった。

今後は足腰の動きが不如意なので、少しでも楽に動けるようになりたい。


A. パーキンソン病で足腰の動きが辛いとの事。
 
医療の経験はありませんが、私なりに考えてみました。
 
人が動きます。
何処が動くのかと言えば手と脚です。
手と脚を動かして身体を動かします。
ですから、手と脚を動かす訓練をします。
 
当たり前すぎる位当たり前です。
でも、これって本当に当たり前でしょうか。
 
自動車が動きます。
タイヤが回るからです。
でも、タイヤは自分では動きません。
当たり前です。
 
此処で言っているのは実は同じことです。
人の手足はタイヤと似たものだと思っています。
手足もタイヤも実は別に動力源を持っているということを言いたいのです。
勿論手足はそれ自体でも動く事が出来ます。
でも、タイヤがエンジンの動力で動かされるのと同じで、
手足も別の動力源で動く事も出来るのです。
 
いや、ちょっとこれは言いすぎですね。
別の動力源で動くと言うより、
手足は、それ自体で動きますが、
 
もう一つに動力源と同調する事で、より効果的に力強く動く、
と言った方がいいかもしれません。
 
もう一つの動力源なんて何処にあるのか、
と言われそうですが、
それは自分で探すしかありません。
私が出来るのはその為のヒントです。
 
そこは何処ですか、と聞かれれば答えは簡単です。
「肛門」です。
お尻の穴をきゅっと締める。
でも、これだけでも一筋縄ではいきません。
どういう風にすれば肛門を上手く力強く締める事が出来るのか、
を探してみる。
締め方だって色々あります。
おなかに力を入れてみたり、と工夫する。
ああもこうも工夫する。
これは何処でも出来ることです。
別にトイレに行かなくても、
テレビを見ていても出来ることです。
 
ですから、先ずこれからはじめる。
で、次に肛門を閉めるのと同時に他の動きをして見る。
 
例えば、今座っているとしましょう。
据わった上体で軽く右足を上げる、或いは上げようとする。
次に肛門を締めるのと足を上げようとするのを同調させてみる。
 
最初から上手くいくかどうかは判りませんが、
そのうち肛門を締める動きが下腹部の緊張を引き出すかもしれないし、
脚を上げる力が力強くなるかもしれません。
 
此処では据わって脚を上げる、と言うのを例にとりましたが、
何でもいいんです。
 
どんな動きでもいいですから、肛門を締める力と他の動きを同調させてみる。
上手くいくものも、行かないものもあるかもしれません。
でも、ただ手足を動かして見ようとするより、
身体全体が活性化するのは確かだと思います。
 
個別の病気に関する知識は私にはありませんが、
こんな工夫がお役に立てればと思い、
返信いたします。
 
                   太氣会 天野

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